第10回ビジネスプランコンテスト
開催報告

2026年2月14日、取手ウェルネスプラザにて、「第10回Matchみんなのビジネスプランコンテスト」のファイナル審査会が開催されました。
本イベントは、「あなたのビジネスプランで取手を元気に」をスローガンに掲げ、地域の元気な起業家を市民の皆さんで応援する「地域密着型」「市民参加型」のビジネスプランコンテストです。
取手市で誰もが起業を目指せる。誰でも起業できる。職業選択の一つとして当たり前になる。小さな起業が町にあふれ、みんなが起業を応援する。一人ひとりの個性が尊重され個性豊かに生活する町をコンセプトにしています。
そして、今年度で10回目となる節目の開催でもありました。
毎年の開催により起業家を支援し、様々な業態のビジネスの創出に繋げてきました。
地域での起業数の増加は、地域経済の活性化にも効果が期待される重要な役割を担っています。

当日の様子

今年度は、応募された事業計画書の中から最終審査を通過したファイナリスト7名による審査会です。満を持してビジネスモデルを携え、地域貢献度や実現可能性のアピールに熱弁をふるいました。そのアイデアとプランの発表を、会場に集まった市民の方たちが熱心に耳を傾ける様子がうかがえました。
地域の未来や起業環境への関心の高さが感じ取れる会場には、ほど良い緊張感と期待に満ちた空間を発表者と来場者によって創り上げていました。

ファイナリスト発表の様子

本審査会の特徴は、審査員と市民審査員からの評価による順位の決定方法です。
様々な分野のプロ複数名が審査員となり、7つの審査項目から評価し点数をつけます。それにより、暫定順位発表方式を取り入れると順位の交代が発生します。
同時に、会場に集まった参加者が市民審査員となり、関心を寄せ応援したいビジネスプランに投票します。最終的にその評価点数と獲得票の合計点で順位が決定します。
つまり、順位は市民審査員から得られる票で大きく左右される仕組みです。

発表者は、限られた持ち時間の中でプレゼンテーションの登壇をします。
課題に取り組む過程で得た経験を交え、夢を実現することへの情熱あるスピーチを緊張と戦いながら披露していました。
一人ひとり、審査員からの質疑にも真摯に応えていた姿が印象的でした。
得意とする技術を活かし起業に繋げる、心の健康に着目し起業を目指す、起業支援事業、地域生活支援事業、自身の置かれた状況を見つめ直すことからの起業、食を通じて家庭と学校の間にある購買事業への挑戦、いずれのプレゼンテーションにも入念な準備とこだわりを感じました。

全てのプレゼンテーションが終わりまずは審査員からの獲得票が発表されると3組が同率で1位になるという予想だにしない展開が待っていました。
まさしく市民審査員から得る票が直接順位に関わる決定方法は、開票される待ち時間も手に汗を握る状況を生み出しました。
そして、市民審査員からの獲得票が群を抜き、審査員との合計点から見事最優秀賞に輝いたのは「くるま旅と車中泊を快適に安心して楽しめるRVパークの開設」をプレゼンテーションした長嶋幹雄さんでした。
長嶋さんは、創業する土地の物語として定年退職したご自身の今ある姿と所有する土地への思いを重ね合わせ、RVパークの起業ノウハウを提供し、高齢者の生きがいや創出、遊休地の有効活用によって社会的課題解決策の一つとしたいというプランを発表されました。
実現性と将来性を兼ね備え、スッと心に染み入る人間味あふれたプレゼンテーションが評価され多くの票を集めました。

大宮司 剛史さん

長嶋 幹雄さん

Every balloon 大平 元美さん 大平 綾乃さん

YUMYUM kitchen 猪原 栄美子さん 野寺 聡子さん

中田 健士さん

重光 桂子さん

LYKKE(リッケ)さん

最優秀賞

長嶋 幹雄さん

優秀賞

YUMYUM kitchen 猪原 栄美子さん 野寺 聡子さん

優秀賞

Every balloon 大平 元美さん 大平 綾乃さん

前田建設工業株式会社 ソーシャル賞

長嶋 幹雄さん

ファイナリスト集合写真

※レポート:一般社団法人とりで起業家支援ネットワーク

審査結果

結果 合計点数 氏名 プラン名
最優秀賞
前田建設工業㈱ ソーシャル賞
404 長嶋 幹雄 くるま旅と車中泊を快適に安心して楽しめるRVパークの開設
優秀賞 313 YUMYUM kitchen
猪原 栄美子 野寺 聡子
学校の購買(売店)事業(お弁当・お惣菜などの販売)
優秀賞 279 Every balloon
大平 元美 大平 綾乃
Every balloon ~いつもの生活にバルーンで彩を~
入賞 LYKKE(リッケ) 商店街を活用した就労移行支援事業所の開設
入賞 重光 桂子 自分の中にある“幸せ”に気づく講座
入賞 中田 健士 障害者ピアサポーター育成及び体制強化事業
入賞 大宮司 剛史 起業支援事業

本イベントが競い合うことに重点を置くではなく、客観的視点を活用し立案したプランの実現のためさらなる課題と向き合うきっかけを得て、活路が開けてくるための開催であることを強調しました。 起業に携わることは地域住民の活動意欲を向上させること、各機関との連携や関係を深め地域の未来を担い支える起業環境の醸成へと繋がるでしょう。 「起業家タウン構想」が根付くことに期待が持てるイベントでした。

審査基準

審査委員 前田建設工業株式会社 ICI 総合センターICI 未来共創センター長 笹倉伸晃様
日本橋MY法律事務所代表 弁護士 森下欣文様
取手市商工会女性部部長/株式会社住まい工房ナルシマ 専務取締役 成島久美子様
取手市商工会壮青年部部長/株式会社IIZUMI 代表取締役 飯泉壮介様
取手市まちづくり振興部 産業振興課 課長 海老原輝夫様
審査基準 地域貢献度× 2 、新規性、継続性× 2 、実現可能性、成長性、プレゼンテーション力× 2 、キャラクター性× 2 の審査基準で選考。地域貢献度と継続性、プレゼンテーション力、キャラクター性に加重。

ファイナリストからのご挨拶

最優秀賞
前田建設工業㈱ ソーシャル賞

長嶋 幹雄さん

くるま旅と車中泊を快適に安心して楽しめるRVパークの開設

正直に言うと、Matchみんなのビジネスプランコンテストへの参加はギリギリまで辞退しようと思っていました。 なぜならば、私のビジネスプランは取手市内での起業ではなく、常陸大宮市にある実家の遊休地を利用して起業するプランだったからです。
しかし、常陸大宮市でのRVパーク開設の経験やノウハウを活かせば、私が住む取手市でも遊休地の活用、商店街の活性化、高齢者の就業機会創出という社会的課題の解決にも繋がるRVパークを建設することによって地域に貢献できるのではないかと考え直し、ファイナル審査会に参加することを決定しました。
また、ファイナリストには創業スクールの同期の仲間がいてくれたからプレゼンの準備に心強く取り組むことができました。そして、惜しくもファイナリストに選ばれなかった同期の仲間のことを考えれば、全力で取り組まなければならないと思いました。
RVパークとはレクリエーショナルとソーシャルという両面を合わせ持つ防災施設であると考えていた私にとって、前田建設工業株式会社様から評価していただけたソーシャル賞は特別に名誉な賞でした。
さらに、審査委員と市民審査員の皆様からも高い評価をいただけて、最優秀賞に輝けたことに深く感謝しております。
長男の誕生を期に取手市に移住してきてからもう29年が経ちましたが、今回のビジネスプランコンテストを通じてやっと取手市民として認めていただけたのではないかと心から実感することができました。
取手市のMatch創業スクールからMatchみんなのビジネスプランコンテストまでの長い期間を通じて、たくさんの人に出会い、知り合い、先輩や仲間と呼べる強い絆まで築くことができました。
起業を志してからビジネスプランコンテストまでの物語は終わりました。これからは常陸大宮市でRVパークを開設する新しい物語が始まります。そしてこれからもRVパーク取手(構想)の夢物語をずっと見続けていたいと思います。この度はたいへんありがとうございました。

優秀賞

YUMYUM kitchen 猪原 栄美子さん 野寺 聡子さん

学校の購買(売店)事業(お弁当・お惣菜などの販売

皆さんの応援を力に変えて頑張っていきます。地域と子ども達を繋ぐ購買でお弁当と笑顔を届けます。

優秀賞

Every balloon 大平 元美さん 大平 綾乃さん

Every balloon ~いつもの生活にバルーンで彩を~

大平 元美
自分の行いたい事業の内容や目的を整理するのに役立つ知識を身につけたくて、また、未来に不安を抱える高校生の娘に、大人たちが自分の仕事を愛し楽しんでいる様子を見せたくて、ビジネスプランコンテストに応募いたしました。
娘と言い合いをしながら、励ましてもらいながら過ごした発表までの日々は、かけがえのない思い出の時間です。
ファイナリストの皆さんからも、たくさんの刺激を受けました。
どのビジネスプランも大変興味深く、ご活躍されることを願っています。
素敵な発表の中から私たちの事業を選んでくださる人が多くいらっしゃったこと、大変光栄です。
ありがとうございます。
たくさんの人たちに、バルーンの楽しさを知っていただけるよう頑張ります。

大平 彩乃
昨年、一緒に開業を考えていた母からビジネスプランコンテストの存在を知り、参加しました。しかし、不運にも体調を崩してしまい、今回はそのリベンジとなりました。
なかなか予定が合わなかったり、本番の前日に喧嘩をしたりして、ちゃんとプレゼンをやりきる事ができるのかと不安しかありませんでしたが、入賞することができてとても嬉しかったです。
元々人前に立つことがとても苦手だった私が、パートナーと話し合い、緊張はしながらも観客の前で発表をすることができました。今回の成功の経験は、大学やそれ以降でも自信に繋がり、大きく役立つだろうと感じています。
貴重な体験をありがとうございました。
みなさん、ぜひEveryBalloonの作品で日常に彩りを添えてみてください。

入賞

LYKKE(リッケ)さん

商店街を活用した就労移行支援事業所の開設

この度は創業スクール、ビジネスコンテストと参加の機会をいただけたこと、感謝申し上げます。
今回で2回目の受講となった創業スクール。学びは多く、講師の吉田先生からの的確なアドバイスとエネルギー、スクールでご一緒させていただいた皆様からの貴重なご意見、そしてご縁をいただき、本当に心強かったです。
さらに、2回目のビジネスコンテストへの参加。特に、事業計画書の作成を通してビジネスプランをブラッシュアップできたこと、また、私自身の課題を見いだすこともでき、とても貴重な学びの機会となりました。
やっと心づもりができ、2026年度中の創業に向けて動き出します。創業スクールの講師・スタッフ・受講生の皆様、ビジネスコンテストでお会いすることができた皆様、本当にありがとうございました!

重光 桂子さん

自分の中にある“幸せ”に気づく講座

ビジネスプランコンテストに参加してみよう!と軽い気持ちでした。でも、ポスターやチラシを見た時、これは大事になってしまった!と焦りがありました。
でも、一緒に出場する仲間と一緒に臨んでいると思えたことが、私にとってとても励みになりました。
ビジネスプランコンテストを終えてこれからが私のビジネスを始めていく本番となります。
共に頑張った仲間がいるというのが私の支えになっていくと思います。
本当に良い出会いに感謝しています!

大宮司 剛史さん

起業支援事業

私は起業スクールに参加して卒業してからのビジネスプランコンテストに参加させていただきました。
起業スクール参加した時はビジネスプランが漠然的で全然決まっていない状況でした。起業スクールに参加するとともに ビジネスプランが整っていきました。
ビジネスプランコンテストに参加することになりプランを整理することが出来たので参加して凄くよかったです。
インプットだけでなくアウトプットの大切さを学びました。
まだまだ整理をしないといけないビジネスプランですが、実現出来るように行動していきます。
今回はありがとうございました。